“CHIZURU”コンベンション
毎月ドルトムント市で開催されているコンベンション「CHIZURU」が10月22日に行われた。雨にたたられた肌寒い陽気にも関わらず、1.400人もの豊富なアイディアで作られたコスチュームで変身した若者たちが押し寄せてきた。ドルトムント市の青少年局の肩入れで開催されているこのコンベンションは入場無料となっている。ジャストダンス、Jファッション、バンド演奏、コスプレなど、この日本のサブカルチャーに心をとらわれた人々が求めるものはなんでもあり。今回は“お試し日本語”がケルン日本文化会館の職員により提供された。我々ドルトムント独日協会は今回初めての参加で、浴衣や日本の小物などを特別価格で販売し、福島プロジェクトへの献金791ユーロあり。また来年の参加をお楽しみに。
10月14日にドルトムント独日協会とウナ市所在のゲシュヴィスター・ショル・ギムナジウムのビッグバンド が共催でチャリティーコンサートを開催した。コンサートは幸子ボーメー鴛海の日本の歌曲と荻元一之のピアノ伴奏で始まり、シュルターマン容子が福島の現状を語り、引き続きゴスペル合唱団サンライト・ヴォイス、最後にビッグバンドの演奏で終演。会場となったパウル・ゲルハルト教会は約200人の来場者で埋まり、素晴らしい音楽に歓声が上がった。972ユーロの寄付が集まった。(敬称略)
ウナ市インターナショナルフェッシバル2017
今年もドルトムント独日協会はウナ市で開催されるインターカルチャーウイークのハイライト“ブント・インターナショナル”フェッシバルに参加。このフェッシバルはウナ市の外国人融和協会が毎年主催される。プログラムはその名の通り多国籍のグループで形成される。今年はマケドニア等のダンスグループが色とりどりの民族衣装で来場者の目を楽しませてくれた。我ドルトムント独日協会は東日本大震災以降6回目の参加で、プログラムとしてはおなじみの和太鼓グループ“泉力”、太極拳グループに新たに剣道グループが加わった。毎年ボランティアで折紙ワークショップを担当してくれているリーさんの今年のテーマは「花」。部屋を折り紙の花のパラダイスに飾りつけ。あいにくの悪天候にも関わらず折紙と日本の小物販売で福島プロジェクトの収入が90ユーロ30セント増えました。
2017年度日独青少年交流
7月21日から8月1日までドイツユースホステル協会ザクセン支部と日本ユースホステル協会沖縄県協会の合同主催で日独青少年交流が開催されました。日本から14名の小・中学生が来独しザクセン州のザイダユースホステルに滞在。彼らの滞独中のプログラムに、今秋訪日するドイツ人青少年20名が合流し、まる1週間朝から晩まで生活を共にするというこの素晴らしい二国間青少年交流は今年で14回目になりました。今年は日本グループの平均年齢がドイツグループのそれよりも若干低かったにも関わらず、1週間で友達になった青少年たちは別れを惜しみ、たくさんの涙が流れました。今回の日本からの参加者は全員沖縄在住でしたので、秋に訪日するドイツグループの主な滞在先沖縄で、再会できることでしょう。
この交流ではドイツの文化を勉強できる多種多様なプログラムが提供されますが、2011年来恒例のプログラムの一つとなっているのがドルトムント独日協会主催の「フクシマプロジェクト」です。福島の現状についてのレクチャーの後、「フクシマプロジェクト」の支援を参加者にお願いします。今年は寄付と小物の販売で170ユーロいただきました。それに加え過去10年以上もリーダーとして青少年たちと来独しているT.直子さんから今年も多くの寄付をいただき、また今年初めてドイツ側リーダーとなったアリーナ・Pさんからも寄付があり、合計605ユーロの寄付が集まりました。ありがとうございます。
今後もこの素晴らしい交流が永く続くことを祈っております。
2017年6月 現在の義援金総額359.967,59€ユーロ.
庭園と公園の日‐バザーと盆踊り
6月11日にビーレフェルトを再訪。ビーレフェルト独日協会(会長ゲザ・ノイエルト)主催の“庭園と公園の日‐バザーと盆踊り”と題した夏祭りに参加した。蒸暑い日本の夏のような陽気にも関わらず少なからぬ来訪者。それもそのはず日本ファンの心を弾ませるプログラムが用意されていた。素晴らしい日本庭園を背景に尺八演奏、和弓のデモ、餅つきに加え日本的な手作りの小物やおにぎりなどが屋台に並ぶ。我々はいつものようにリマとファビアンと一緒に浴衣や帯が詰まったスーツケースやバッグを抱え会場に駆け付けた。プロジェクト収入382ユーロ! 最後に菩提樹の周りを盆踊りで締めた。曲は炭坑節と東京音頭。恐る恐る参加したドイツ人も最後は笑顔で楽しんでいた。ビーレフェルトの独日協会の皆様お誘いをありがとうございます。浴衣などを買ってプロジェクトを支援してくださった皆様ありがとうございます。
6月3日、4日と2日間ドコミ・コンベンションがデュッセルドルフで開催された。このコンベンション、年々知名度を上げ、昨年の来場者は3万人、今年は4万人とか。会場もデュッセルドルフのメッセ会場4ホールを使う大幅な拡張。プログラムは多種多様‐イラストレーターコーナー、プロのコスプレイヤーのサイン会、メイドカフェ、ホストクラブ、日本の少女たちのバンド・テンプラキッズの演奏、コンピュータゲームコーナーなど。来場したコスプレイヤーたちが“見られる”ために会場を歩き回る。彼・彼女らがこのコンベンションの本当の主役かも。食事コーナーもますます充実、たこ焼き、おにぎり、カレーライスなどの前には長い行列が。昨年に続き今年もドルトムント独日協会は主催者のご好意でファンプロジェクトホールにブースを得、若者たちであふれる会場で浴衣、帯、下駄、足袋、小物などを販売し、福島プロジェクトの募金口座が1.931ユーロ増えました。皆様ご支援ありがとうございます。
5月27日にドルトムント独日協会主催の日本バザーが開催された。今回で4回目となるこのバザー、知名度が徐々に上がってきているのであろう、常連の顔が初回の人々に交じって増えてきている。来場者は澤葉子氏、デュッセルドルフ大学の着物クラブのメンバー(代表レベッカ・ヘーマー氏) のお手伝いで、外気30度の中汗だくで浴衣の試着。折り紙ワークショップはいつものようにリーさんの指導で席がいつも一杯。今回のハイライトは盆踊り。参加者はYouTubeを見ながらまごつきながらも楽しそうに踊っていた。浴衣と日本の小物などで639ユーロの売り上げがあった。来場者の方々、そしていつもプロジェクトを支援してくださる皆さん、ありがとうございました。
ドルトムント独日協会のプロジェクトを支援してくれているパスカルさんが、ご家族や友人へのプレゼントとして沢山浴衣を買ってくれました。写真はその一部です。パスカルさん、ありがとう。
5月5日ウナ市のカフェ・チップで“マッチェスにワサビを”の朗読会が行われた。著者アンドレアス・ノイエンキルヒェン&片山じゅんこ夫妻が自分たちの体験をもとに独日カルチャークラッシュを描いた本である。著者夫妻が異文化クラッシュを愛情をもって克服するのに比べ、ビジネス世界では大失敗に終わることも多々ある。朗読者容子&ホルスト・シュルターマンが自らの経験も語る。朗読とその本のテーマに合った食事を組み合わせるという素晴らしいアイディアは、チップカフェのオーナー・モリック夫妻の得意とするものである。その晩のメニューはずばり“マッチェスにワサビソース”、完璧に調和した食事にゲストたちも大満足。159ユーロがドルトムント独日協会の福島プロジェクトに寄付された。
2017年3月31日現在の義援金総額355.668,83ユーロ
募金蚤の市‐ソーシャルな蚤の市
3月19日に8回目の“募金蚤の市”がかつてのボーフム・ランゲンドレーアー駅構内で開催された。この蚤の市はボーフム市の様々な市民団体がそれぞれの活動のために資金を集めるのが目的である。舞台の上ではライブ音楽が演奏され、ケーキや飲み物なども用意されている。蚤の市で欲しいものを安く発見する楽しみだけでなく市民団体の活動も知ることができるというので我々ドルトムント独日協会も福島支援プロジェクト紹介のために参加。97ユーロの収入あり。
フクシマ6年
3月12日、トロンボーントリオ“ブチナーテ”がドルトムント独日協会の福島の子供支援プロジェクトのために4回目のチャリティーコンサートを開催した。出演者はトリオの井手口理磨、トーステン・ランゲ=レティッヒ、ファビアン・リートケをはじめ、チェロのアンネッテ・ レティッヒ、声楽のベーメー=鴛海幸子、ピアノ伴奏バーバラ・バーダッハ、ウルズラ・シュレーダー。200人を超える来場者の寄付と浴衣、日本の小物の販売、折紙ワークショップ、書道などによりなんと2.718ユーロの寄付が集まった。
福島6年
東日本大震災から6年が経った。ドルトムント独日協会はIPPNW (世界核戦争防止医師会議)との共催で鎌仲ひとみ監督の“小さき声のカノン‐選択する人々”を上映。続いてドルトムントIPPNW会員の医師ユルゲン・フースマン氏がチェルノブイリ原発事故と福島第一原発事故後の放射線による疾患についてお話しした。104ユーロの寄付が集まった。
女性たちのアクションデー
国際婦人デーの一環として3月4日に隣町ボーフム市で女性たちのアクションデーが開催された。我々ドルトムント独日協会も参加し福島の子供たちのプロジェクトを紹介、浴衣や日本の小物を提供した。AFSAグループを支援するボーフムの女性たちにより我々はこのアクションデーに招待されたが、AFSAは西アフリカのニジェールでエイズ患者を支援する自助グループである。その日はボーフムのメイン通りで他の異なる女性による様々な団体がそれぞれの活動を紹介した。その日の収入は188ユーロ。
1月29日にビーレフェルト独日協会の新年会が開催された。会長のゲザ・ノイエルトさんに招待され、我々はいつもプロジェクトを支援してくださる友人ご夫妻リマとファビアンの車でビーレフェルトの会場に駆け付けた。 歴史博物館のホールは日本ファンで満席。プログラムを見て納得。“みやび”による篠笛と琴の演奏、生花、餅つき、そして寿司弁当。ロビーでは素晴らしい折り紙などのハンドメイド品やお手製のケーキ、クッキーが販売されていた。我々ドルトムント独日協会の目玉商品はもちろん浴衣、帯、そして日本の小物等。結果は437ユーロ20セント。ビーレフェルトでのイベントに参加するのは今回が初めてであったが、癖になりそ~、ゲザ招待ありがとう。
1月21日にドルトムント独日協会で新年にふさわしい初春コンサートが開催され、参加者は音楽とお点前を堪能することができた。歌手で声楽教師のボーメー・鴛海幸子氏は荻元一之氏のピアノ伴奏で日本の歌曲を歌い来場者を魅了。デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽大学で講師を務める荻元一之氏は“桜”編曲を演奏。続いて裏千家准教授の向井悦子氏によるお点前が披露され、主客を務めるオプハイ陽子氏の指導で観客から2人がお点前を正座して体験。他の来場者も神妙な面持ちで干菓子とお茶をいただいた。予告なしで行われた浴衣と日本の小物販売では262ユーロの売り上げがあり、福島子ども支援プロジェクトに寄付された。